レインボーリボンメールマガジン第13号「多文化共生のPTA」に向かう道の途中

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■■  レインボーリボン メールマガジン 第13号
■■   「多文化共生のPTA」に向かう道の途中

2015/4/30
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こんにちは(^^)代表の緒方です。

レインボーリボンは法人化2年目を迎え、5月には初めての「定期総会」を開催します。

小なりといえども一応、法人なので、活動報告と会計報告の書類を作っているところです(会計は専門知識のある仲間に作ってもらっています)。

私が活動報告を書くと、どうしても「・・・しかできなかった」「・・・しか集まらなかった」と反省口調が先に立ってしまい、「これじゃ、せっかく応援してくれた人ががっかりするよ~」と仲間に叱られました(^_^;)

実際、素人の「お母さん」という立場で始めた団体が、法人化初年度にして100人規模のPTA研修を2つも任され、主催事業として行った「いじめ防止プログラム指導者養成講座」も延べ144人の方に受講していただいたのです。

充分、胸を張って報告できる実績ではないでしょうか(^^)

とはいえ反省口調になってしまうポイントは、法人化するときに最大の柱として掲げた「PTAコンサルティング事業」が1件も実現しなかったことです。

「PTA研修」はPTA連合や行政が主催する単発の講演会などですが、私たちが柱にしようとした事業は、各学校の個別PTAを通年で支援する「PTAコンサルティング」です。

PTAへのコンサルティングなんておそらく日本で初めてだろうし(^_^;)、私たちに実績もないことから、「無料お試し」で「やらせてください」とお願いしてきましたが、「最初は無料でも将来的にはおカネを取るのだろう」「みんながボランティアで支えているPTAでおカネをとろうとしている」という批判も聞こえてきました。

レインボーリボンは自分たちのおカネを出し合って、労力・時間に見合うお給料を受け取ることもなく、「多文化共生のPTA」をつくるために頑張っています。

実績を積み、社会的に認められて、事業収入を得たいと思っていますが、NPOが収入を求めるということ自体がなかなか理解されないようです (∋_∈)

また、先日、友人から鋭い指摘を受けました。

「本部役員はいま一生懸命やっているのに、そこにレインボーリボンが『改革するべきだ』と言って来たら、自分たちが否定されていると思うのでは?」

なるほど・・・(-_-;)

コンサルティング事業はしばらく無理かなあ・・・。

PTA研修の参加者アンケートでは「うちの学校にも来てほしい」とか「各校を回ってほしい」という声が多いのですが。

そのPTA研修の依頼は今年度に入ってからすでに2件(^^)。そのうちの1つは、初めての広報研修です!

広報部はレインボーリボン発祥の地(^ー^)。

日本語を読めない外国人のお母さんがいて、一緒にPTA広報誌を作ったのが私たちの活動の出発点です。

法人化に進む過程の中で「いじめ事件」の被害者、加害者、傍観者という立場に出会い、自分自身もその立場の中の一員として考え、行動してきました。

法人としては事業収入のめどが立たないと将来が不安ですが、出発点を忘れず、「多文化共生のPTA」という目標地点さえ見失わなければ、今は「道の途中」です。

先月、ある外国人のお母さんからの相談を受けました。

お会いした時には「子どもがいじめられるのではないか」とほとんどパニック状態だったお顔が、別れるときには笑顔で感謝の気持ちを表現してくださいました。

この「笑顔」がプライスレスの「報奨」です(^^)。

「何が必要か考えよう。マーケットのどこを狙うか。顧客は誰か。どうアプローチするか。どう始めるか。知っていると思っていることから始めるのはやめよう。知らなければならないことから始めよう」

(ドラッカー『非営利組織の経営』)

(代表 緒方美穂子)

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