レインボーリボンメールマガジン第3号「来てます!PTA改革の波~~~」

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■■  レインボーリボン メールマガジン 第3号
■■    来てます!PTA改革の波~~~ 2014/06/30
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こんにちは(^^)代表の緒方です。

6月は前号のメルマガで予告したとおり、いじめ防止の企画に向けて動き出しましたが、まだ皆さまにご報告できる段階には来ておりません。

来ているのは・・・PTA改革の波~~~w( ̄o ̄)w

先日、ある会合で訊かれました。「最近、すごいよね!テレビでも雑誌でもPTA改革が特集されていて・・・でも、どうして?!」

ひとことで言えば、時代の流れ。PTAを担う世代がおかしいことはおかしいと言える民主的な考え方を持つ世代に全面交代しつつあるということでしょうか(^^)

1960年代から半世紀近く全国のPTA広報研修を担って来られた大内文一先生が、戦後のPTAの歴史を「第1期(昭和23年から26年)」から「第6期(昭和61年~)」に分類したインタビュー記事が手元にあります。

大内先生によれば、第1期は「金銭援助・勤労奉仕時代。学校を建てるために、お金や労力を出した時代」。それから「PTAがサロン化した一方、行政への請願・陳情などが盛んになった第3期」、「いじめ、荒れる学校時代の第5期」などを経て、昭和の終わり以降は「忙しい、忙しい、委員のなり手がないと言いながらPTAは無駄なことをいっぱいやっている。一方、子どもたちの幸せのために地道に汗を流しているPTAもある、両極分化が目立つ時代」だと言います。

いま、全国のPTAで起き始めている改革の波は「無駄な仕事をなくそう」「共働きの人も専業主婦(夫)も参加しやすい仕組みに変えよう」という方向に大きく動いています。事業仕分け、業務の合理化という、企業だったら当たり前の経営努力が、ようやくPTAの場にも波及してきたようです。そして、そういう改革の努力をしているPTAは活動の規模を縮小していくのではなく、子どもたちが喜ぶイベントや、被災地の子ども支援につながる活動に取り組んだりしています。

この時代の波に乗り、さらにすべての子どもが幸せに生きていける社会に近づくために、レインボーリボンは「多文化共生のPTA」を提案しています。

多文化共生とは、自分とは違う文化、価値観、考え方を否定しない、攻撃しない、無視しない、そして理解し、受け入れ、尊重する生き方です。あなたの隣にいる外国人と仲良くすること。子どもたちの幸せのために共に行動すること。領土問題や宗教対立はPTAに持ち込まない。

そして、やっぱり、おかしいと思うことにはキチンとおかしいと言いたい(⌒^⌒)

学校に奉仕する役割を期待された「第1期」からずっと、PTAには「強制」「動員」の影がつきまとっています。活動の主要な担い手であるお母さんたちが「何かおかしい」と思いながら黙って流れに任せていたら、せっかくの楽しいPTAが戦争中の国防婦人会のようになってしまうかもしれません。

 

考え過ぎでしょうか・・・(-_-;)

(代表 緒方美穂子)

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