群馬県PTAワクワク改造計画
6月17日、東武線浅草駅から約2時間、群馬県みどり市のグンエイホールという素敵なコンサートホールを会場とした、群馬県教育委員会主催のPTA役員研修に呼んでいただきました。
約100人のPTA役員の皆さんを前に「PTAワクワク改造計画 ~「強制」のない子育てコミュニティに~」と題して講演しました。
講演といっても、PTA研修はグループワークを通した交流がなければ価値が半減してしまいます。
コンサートホールの客席であっても、2~3人のグループを作ってもらって、「皆さんにとっての『PTAあるある』を話し合ってみてください」、「子どもの幸せ、子どもの権利のためにPTAにできることを出し合ってみてください」と、ワークをしていただきました。
子育て中の親であるという共通点があれば、初めて会った人同士でも打ち解け合って、心が温かくなり、前向きなアイディアが出て来る…これがPTAの最大の強みです。
質疑応答でも活発な発言が相次ぎました。
「行政が振興する『家庭教育』って、必要なんでしょうか?」
「子どもの権利のひとつ『参加する権利』を実現するためのヒントは?」
「子どものために、と言いながら、先生方の負担を増やしてしまうことは避けたい」
「単位PTA(学校単位)では子どもの幸せのために活動しているが、会長会や県単位の活動は本当に子どもの幸せに関係があるのか疑問」
といった、鋭い意見が出されました。
終了後、県教育委員会の方が「我々が主催していること自体、ダメですね」とおっしゃっていたのが印象的でした。
親たち、先生たちが自発的に、子どものために必要な活動に取り組む…本来のPTAの姿がみんなの共通認識になったとしたら、この研修会は大成功でした!