レインボーリボン メールマガジン 第146号 組織運営は難しい…でも、できることを一歩一歩
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■■ レインボーリボン メールマガジン 第146号
■■ 組織運営は難しい…でも、できることを一歩一歩
2026/5/31
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東京都葛飾区を拠点とするNPO法人レインボーリボンの活動報告、代表の緒方の思いをお伝えするメールマガジンを毎月、月末にお届けしています。
5月6月は市民運動の世界でも、いわゆる「総会シーズン」です。
レインボーリボンは来月、6月14日に総会を開きます。
今月は「かつしか子ども食堂・居場所づくりネットワーク」の年に1度の総会にあたる「運営委員会」を開催し、無事、終了しました。
かつしか子ども食堂・居場所づくりネットワーク運営委員会の報告ブログ↓
https://katsushika-kodomoshokudou.net/2026/05/17/20260517soukai/
かつしか子ども食堂・居場所づくりネットワークは法人格のない任意の団体なので、どこかに報告書を提出しなければならないという決まりはないのですが、毎年、決算、予算案を公開し、寄付金をお寄せくださった方のお名前をホームページに掲載しています。
たいした宣伝もしていないのに継続して振り込んでくださる方もいて、この「信頼」を決して裏切ってはいけないと思っています。
ネットワークにはコロナ禍の2020年に急に多額の寄付が集まるようになり、当時、寄付金を所属団体で分けることを希望する人もいたのですが、私は代表として断固、その意見を排しました。
給食がない一斉休校の期間や夏休み、様々な事情で家庭では栄養のある食事を用意してもらえない子どもたちに直接お弁当を届ける緊急プロジェクトにすべてのお金を注ぎ込みました。
コロナ危機が去った今も、長期休み中の「給食代替プロジェクト」は継続しています。
今年の運営委員会でも「物価高騰の折り、配分してもらえれば助かる団体もいるのでは」との意見が出ました。
その件について結論は出ず、総額240万円ほどの今年度の予算は私が提案した通り、給食代替プロジェクト等の事業費に約220万円、寄付食品の受付や会計業務等、事務局メンバーへのわずかばかりの謝礼を主とする運営費に約15万円の支出となりました。
所属団体で分けてしまうという使い方は、寄付者の理解、世間の共感を得られる使い方ではないと、私は思うのです。
事業を大きくすること、その事業を支える事務局体制を充実させることに貴重なご寄付を使いたいと思います。
ただ、現実問題、どこも自団体の活動で精一杯な中、ネットワークの事業運営のために時間と労力を割いてくれる事務局メンバーはなかなか確保できません。
今年度も有力メンバーだった団体が給食代替プロジェクト事務局を降りてしまい、一時、頭を抱えました。幸い別の団体の方が引き継いでくれたので一安心でしたが。
葛飾区という狭いエリアで、ほんの20数団体の任意のネットワークでさえ、組織運営は本当に難しいと思います。
政府は15日、こども家庭庁をはじめとする関係省庁が自治体向けに「夏休みこども緊急セーフティネット構築プラン」を通知しました。
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/f12e4ec2-4172-40ce-92bd-18cebd0e7216/89ee3ee1/20260514_policies_kodomonohinkon_natsu-ibasyo-syoku_01.pdf
「こどもが安心して涼しく過ごせる居場所の確保」と「食支援」を一体的に実施し、さらに拠点に行くことが難しいこどもに対してはアウトリーチで支援することにより、夏季休業期間中におけるこどもの孤立や健康リスク等を防ぐこと――を目的としているそうです。
国がこうした指針を示すことは素晴らしいと思うのですが、「誰が?」「どうやって?」やるんだろう…と考えると、やはり「難しいよなぁ…」とため息が出ます。
地域ボランティア団体でしっかりした事務局があって、行政や企業の補助金にさっさと申請ができて、寄付集めやボランティア募集のノウハウもあって、会場確保も食材調達もできて、アウトリーチ支援に必要な専門職スタッフもそろっている…なんて団体は、そうそうありませんから。
5月2日、東京都豊島区で生活苦の果て、8才の長女を殺してしまった母親が逮捕されました。
https://www.sankei.com/article/20260503-I7WDHZHD55LENLSEWZCDYE2GAQ/
公益財団法人あすのば等、子どもの貧困対策に取り組む5団体が22日、記者会見を開き、政府に対し補正予算による「低所得子育て世帯生活支援特別給付金」の支給などを強く要請しました。
https://www.ben54.jp/news/3538?fbclid=IwY2xjawR_2LpleHRuA2FlbQIxMQBzcnRjBmFwcF9pZBAyMjIwMzkxNzg4MjAwODkyAAEe86kpIDWe8vCWO7VcOkwzzgDfC8XVsRWJpX6KTSH8DWXp9rvw_x6p7Q6oilY_aem_LaE8C9edbMnPn6D63TIpFg
子どもの貧困問題の深刻さを考えると、小さな市民運動に何ができるんだろうと思うこともしばしばですが…。
まあ、できないことを嘆いていても仕方ありません。
できることを一歩ずつ。
レインボーリボンは7月5日(日)午後4時~5時、「発達特性のある子どもの理解・対応のコツ」という講演会を地元の青戸地区センターで開きます。
こども食堂、学童保育クラブなど「こどもの居場所」で、ひとりの子の「困った行動」にみんなが振り回されてしまうということが、よくあります。その「困った行動」には発達の特性が関係しているのかもしれません。
誰も排除せず、誰も取り残さず、一人ひとりの個性と成長を大切に見守りながら、大人も楽しく成長できる「居場所」運営のために、保育現場で長年活躍され、現在は早期発達支援士、チャイルドアートカウンセラーとして自由創作教室を主宰されている青木美紀子さんを講師に迎え、明日から役立つ知識と考え方、コツと技術をお伝えします。
今回初めて、Peatixというイベント紹介サイトで無料チケットを販売する形で参加者募集をしております。
YouTube視聴でもご参加いただけますので、ぜひお申込みください!
https://rainbow-ribbon20260705.peatix.com
(代表・緒方美穂子)
▼レインボーリボンの歩みをまとめた書籍を出版しました。Amazonで電子書籍、紙書籍を発売しています。オーディオブックも今後発売予定です。
『気づいたら、PTAが人生を変えていた――いじめ防止からこども食堂、外国人支援まで広がった“居場所づくり”のキセキ』(22世紀アート)
電子書籍Kindle版:税込500円、紙書籍:税込803円
https://amzn.asia/d/05HtbDIA
▼レインボーリボンのメールマガジン、バックナンバーは下記URLでご覧いただけます。
http://rainbow-ribbon-net.org/category/mailmagazine/
