レインボーリボン メールマガジン 第148号 水曜日の居場所、始めました

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■■  レインボーリボン メールマガジン 第148号
■■   水曜日の居場所、始めました
  2026/7/31
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東京都葛飾区を拠点とするNPO法人レインボーリボンの活動報告、代表の緒方の思いをお伝えするメールマガジンを毎月、月末にお届けしています。

先月、レインボーリボンの総会を終えた懇親会の席で、あるメンバーからの発案があり、今月から「水曜日の居場所」を始めました。
この数年間、第1・第3土曜日はフードパントリー、第2・第4土曜日はこども食堂という活動サイクルが定着していたのですが、土曜日以外にも居場所を必要としている子どもがいるじゃないかという、そのメンバーの熱意に押される形で、水曜日も事務所を開けることにしたのです。

ひとりの子に「水曜日クラブにご招待」と書いたチラシのような、手紙のようなものを渡してみたところ、嬉しそうに「行く!」と言ってくれて、活動がスタートしました。
実はこんなに順調にスタートできるとは思っていませんでした。

私の脳裏にあったのは2017年12月から約2年間、第1土曜日に開催していた「よみかき宿題こどもカフェ@なぎ」の経験です。
学習支援と食支援の場として、主に不登校の子どもを対象としたのですが、毎回毎回「今日は〇〇ちゃんは来てくれるかな」「××ちゃんの家までボランティアが迎えに行ったけど、ドアを開けてくれるかな」と、まずは子どもに来てもらうことが最大の課題でした。

コロナ禍の影響で閉鎖してしまった活動ですが、今回はこの時の教訓を生かせたと思います。
まず、「よみかき宿題…」といった学習支援を思わせるネーミングを避けたこと。
学習支援は親御さんにとっては「行かせたい」場ですが、子どもにとっては、特に不登校の子どもにとっては「行きたくない」場でした。

次に、食支援は会食形式ではなく、子どもが来てくれさえしたら、家族全員分のおにぎりを持ち帰ることができるという配食形式にしたこと。
親御さんが水曜日の居場所にその子を送り出してくれるインセンティブとなりました。

始め方とタイミングも良かったと思います。
7月前半の2回はひとりの子のために、まずはその子が楽しめる環境を作りました。
後半、夏休みが始まり、もう1家庭のきょうだい2人も来るようになりました。
8月中はとりあえず3人の子を対象に、ゲームや工作、おしゃべりを楽しみ、時には夏休みの宿題を手伝う場として試運転を続けてみるつもりです。

ささやかですが新しい活動を始めてみると、子どもには居場所が必要なんだな~、子どもの笑顔っていいな~と、10年前に子ども食堂を始めた頃の原点を思い出しています。
2016年4月から始めた「パルこども食堂」。これもコロナ禍でなくなってしまいましたが。
「パル」では、何を聞いてもうつむいて黙っていたような子が、笑顔を見せてくれるようになり、みんなを笑わせるようなパフォーマンスを始めたり、私たちは月に1回ただ食事を提供しているだけなのに、子どもたちは驚きの変化を見せてくれました。
当時の中学生が大学を卒業してこれから就職するというときに、「パル同窓会をやりたい!」と言って来てくれたこともありました。

7月はレインボーリボン主催講演会「発達特性のある子どもの理解・対応のコツ」の開催もありました。
アーカイブのYouTube動画を公開していますので、どうぞご覧ください。
https://youtube.com/live/atFBkdoG9V8?feature=share

講師の青木美紀子さんが最後におっしゃっていたのは、「子どもの居場所はその子の『原風景』をつくる場であってほしい」ということでした。
「原風景」とは、大人になったときにふと思い出すもので、様々な困難に出会ったとしても乗り越えられる回復力(レジリエンス)の源となるものです。

水曜日の居場所を始めてみて、レインボーリボンはこの子の「原風景」をつくっている…と、勘違いかもしれませんが思った瞬間がありました。
その子が空想したストーリーを語ってくれたときです。
朝起きたら虹が出ていた。ベッドから降りて、近づこうとして、どんどん近づいていったら虹は消えてしまった。でも、後ろを振り返ったら、そこに虹があった。

その子は「レインボー」が「虹」という意味だということも実は知りませんでした。
だから私の勘違いかもしれません。
でも、この子が大きくなって振り返ってみたときに、うっすらとでも「レインボーリボン」が見えたらいいなあと、夢をみてしまったのです。
(代表・緒方美穂子)

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『気づいたら、PTAが人生を変えていた――いじめ防止からこども食堂、外国人支援まで広がった“居場所づくり”のキセキ』(22世紀アート)
電子書籍Kindle版:税込500円、紙書籍:税込803円
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