レインボーリボン メールマガジン 第149号 こんな時こそ、助け合いましょう

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■  レインボーリボン メールマガジン 第149号
■■   こんな時こそ、助け合いましょう
  2026/8/31
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京都葛飾区を拠点とするNPO法人レインボーリボンの活動報告、代表の緒方の思いをお伝えするメールマガジンを毎月、月末にお届けしています。

まだまだ危険な暑さが続き、豪雨、地震、と、自然災害の脅威を本当に身近に感じざるを得ない今日この頃です。
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

レインボーリボンのメールマガジン今月号は
【水曜日の居場所、その後】
【葛飾区2カ所でこども食堂が新規オープン】
【いじめ防止・荻上チキさん講演会決定!】
の3つの話題をお届けします。

【水曜日の居場所、その後】
先月から始めたレインボーリボンの水曜日の居場所、「水曜日クラブ」は開催8回を数え、今月は夏休み特別企画として、他区にお住まいのスタッフ宅に日帰りホームステイに出かけました。

当初、1人の子のために始めた「水曜日クラブ」ですが、第3回から2人の子が加わり、3人のにぎやかな遊び場となっています。
最初に参加を呼びかけた子は、保育園にも学校にもほとんど行かず、家でネット動画やゲームに没頭する生活を送っている子で、「何歳?」と年齢を尋ねても「わからない」といった状態でした。
ところが、水曜日クラブを始めてからの変化が目覚ましく、改めて「居場所」が引き出す子どものレジリエンス(精神的回復力・復元力)を実感しています。
まず、今日が何曜日なのか、次の何曜日に何があるのかという関心が生まれ、人と会って一緒に何かをすることの楽しさを知り、自分が何をしたいのか、誰に、どんなことを伝えたいのか、どうしたら伝えられるのか、自分の世界を広げていく意欲がどんどん膨らんでいます。

8月中旬に「(スタッフの)〇〇さんに」と、その子が家で描いて持ってきてくれた絵は、顔がない悪魔のような怖いデザインでしたが、8月最後のこども食堂で描いた絵は、頬が赤く、目がパッチリと開いた、かわいいオバケの姿でした。
「かわいいね~!」と、我々スタッフは心から感動してしまいました。

夏休みが終わると後から参加の2人は学校に行くようになりますが、水曜日クラブはもともと昼夜逆転している子のために午後の遅い時間に開催しています。学校が終わってから、学校のタブレットを持って来てもらおうと思っています。
最初から来ている子にもタブレットは配布されているはずなので、一緒に給食のメニューをチェックしたり、あわよくば学校の先生とのやりとりにつなげられたら…と、もくろんでいるところです。

【葛飾区2カ所でこども食堂が新規オープン】

昨日の「24時間テレビ」でご覧になった方もいらっしゃると思いますが、芸人のやす子さんが葛飾区でこども食堂を始めます。

大田区だんだんの近藤博子さんの紹介を受け、この夏、日本テレビの取材班に協力しました。
「かつしか子ども食堂・居場所づくりネットワーク」の仲間と共にやす子さんが実際のこども食堂でボランティア修行をする機会を提供したり、地元の小学校の校長先生につないだりしました。

やす子さんが「あおとこども食堂」や「レインボーリボンのフードパントリー」にボランティア参加したときの模様は、9月7日(月)19時~22時の3時間スペシャル番組で放送されるそうです。

やす子さん自身が児童養護施設出身で、こども時代に困難な体験をしています。
芸能人として華々しい成功を収めている今、お腹を空かせている子ども、心を閉ざしている子どものオアシスになる場を作りたいという、熱い思いをお持ちです。

この間、こども食堂の開設に向けてあまりにも一生懸命なやす子さんの姿を見ていて、こんなに誠実でかわいらしいオーナーがいたら、子どもたちもきっとオーナーを助けたい気持ちにかられるし、地元の学校や地域ボランティアの皆さんも大歓迎してくれて、地域のみんなで素敵な子どもの居場所を作っていけるのではないかな、と思いました。

もう一つ、葛飾区では、「森と人をつなぐ」をミッションに、都会の参加者による森林整備のバスツアーや、東日本大震災で被災した千葉県九十九里浜の海岸林再生などに取り組んでいるNPO法人「森のライフスタイル研究所」が、「森ライこども食堂」と「森ライ学びアシスト」を今月からスタートさせました。
https://katsushika-kodomoshokudou.net/2026/07/14/okudo/

「森ライ」のスタッフの皆さんはアウトドア活動を専門とされているだけに、頼もしく、元気で、さっぱりとした方々です。
葛飾区は下町人情あるふれる温かい街ですが、「よそ者」を受け入れることにあまり慣れていない面もあるので心配しました。が、伝統も実績もある森ライさんのパワーに触れ、強力に応援してくださる地元の方も現れました。
地元の小中学校、青少年育成地区委員会などの協力もいただき、こちらもきっと大人気の子どもの居場所になること、間違いなしです。

新しい仲間が増え、上昇気流に乗っている葛飾区のこども食堂ネットワークですが、こんな時こそ気を引き締めていかないと…。
いい時に「仲間だ」「がんばろう」と言い合うのは簡単ですが、逆境にあったときに仲間を見捨てずに守り切れるのかどうか、苦しい時こそ助け合えるのかどうか。

特にネット空間の「炎上」で世論の流れが激しく変化する時代、テレビで持ち上げられたような時こそ気を引き締めて、この活動を何のために始めたのか、解決したい社会課題は何なのか、地域にしっかりと根を張る覚悟があるのか、自分と仲間たちに再確認しなければと思います。

【いじめ防止・荻上チキさん講演会決定!】

さて、夏を乗り越え、レインボーリボンはいよいよ秋、冬の「いじめ防止事業」の拡大発展に乗り出します。
NPO法人「ストップいじめ!ナビ」代表理事の荻上チキさんをお迎えすることが決まりました。
「いじめ防止――大人の本気を教室に届ける 荻上チキさん講演会」です。
10月25日(日)14時から16時、葛飾区男女平等推進センター1階多目的ホールで開催します。
会場参加とオンライン参加(YouTube配信)どちらも無料です。
以下のGoogleフォームより参加申し込みを受け付けております。
https://forms.gle/VYbgvgxugZtCYFAK6

冬には「レインボーリボンの【いじめ防止教室】ファシリテーター養成講座」も開催する予定です。
こうした情報を発信する【いじめ防止公式Line】を始めました。いじめ防止活動のお知らせ、参加募集情報などを発信します。
よろしかったら友だち登録をしてください。
https://lin.ee/SC0MqeNE
(代表・緒方美穂子)

▼レインボーリボンの歩みをまとめた書籍を出版しました。Amazonで電子書籍、紙書籍を発売しています。オーディオブックも今後発売予定です。
『気づいたら、PTAが人生を変えていた――いじめ防止からこども食堂、外国人支援まで広がった“居場所づくり”のキセキ』(22世紀アート)
電子書籍Kindle版:税込500円、紙書籍:税込803円
https://amzn.asia/d/05HtbDIA

▼レインボーリボンのメールマガジン、バックナンバーは下記URLでご覧いただけます。
http://rainbow-ribbon-net.org/category/mailmagazine/

▼レインボーリボンの活動を支えるご寄付をお願いいたします。
●寄付サイト「誰も取り残さない、多文化共生の子ども支援」
https://congrant.com/project/rainbow-ribbon/17787

●寄付サイト「誰も取り残さない地域社会をつくるこども食堂とフードパントリー」
https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=20483