いじめ防止教室3日目は「傍観者」と「コミュニケーション」

2月7日、千葉県佐倉市立上志津小学校5年生の2クラスで「いじめ防止教室」の3日目、最終回を行いました。
3日目のテーマ2つあって、「傍観者」と「コミュニケーション」です。

前半は「川のワーク」。
いじめの川の向こう岸に被害者がポツンと一人、取り残されています。
岸のこちら側にいるみんなはどうする?
橋をかける、「こっちが安全だよ~」と声をかける、船を出す、流れをせき止める…いろいろなアイディアが出ました。
被害者を助けるために頑張ってくれるのはとても良いことですが、ただ、自分の身を危険にさらして、いじめの川に飛び込んではいけないよ…と話します。
自分の安全確保がいつでも一番大事なことです。

後半の「コミュニケーション」では、担任の先生を相手にロールプレイを行います。
自分の気持ちを吐き出して相手を傷つけるパターン、
自分の気持ちを抑えて、相手に何も伝えないパターン、
最後に自分の気持ちをていねいに相手に伝えるパターンを、それぞれ演じます。
どんなコミュニケーションが自分も相手も大切にすることになるのかな…と考えてもらいました。

授業が終わると、「3日間、ありがとうございました!」と何人もの子どもたちが挨拶に来てくれて、中には「また来ることってありますか?」と声をかけてくれる子もいました。
なんだか去りがたいような、心が温かくなった3回の「いじめ防止教室」でした。