アレルギー対応、食中毒防止の学習会

11月11日、かつしか子ども食堂・居場所づくりネットワーク連続学習会「こども食堂のいろは」第1回「アレルギー対応。しかも安くておいしい料理のレシピ、教えます!」が亀有地区センター第3会議室で開催されました。

講師はアレルギー対応について、イタリアンのシェフ、辻正博さん、食品衛生についてNPO法人パルシックの「みんかふぇ」オーナー、大坂智美さんにお願いしました。

辻正博シェフ

まず、アレルギー対応についての辻さんのお話。

辻さんはご自身の息子さんに食物アレルギーがあったことから、子どもが一緒に美味しい食事を楽しめる場があったらいいなと、親子カフェを始められたそうです。

会場からの質問で、「アレルギー対応をしてよかったことは何ですか」と訊かれると、「子どもの笑顔ですね。食べられる食事、ケーキなどを出すと、アレルギーのない子の10倍は喜んでくれますよ」と答えていました。

辻さんの店ではヒューマンエラーを防ぐために、最初に「間違って食べたら死ぬ」と教えているそうです。お客さん全員に、毎回、アレルギーを聞き、ホールスタッフがキッチンに伝え、キッチンから「これが〇〇アレルギー対応です」と出し、ホールが「○○抜きです」とお客さんに出すということを徹底しています。

会場にはアレルギーがある小学生も来ていて、メモ帳にびっしりとメモを取りながら聞いていました。

大坂さんの「食中毒を出さないために」というお話では、当たり前だけどないがしろにしてしまう「手洗い」や「洗浄」、「加熱」「調理者の健康管理」などを再確認していただきました。

食中毒もやはり、ヒューマンエラーが最大の原因なのです。

参加者アンケートでは「アレルギーが命にかかわる重大なことであることを改めて認識しました。また食品衛生管理も油断することなく、しっかりとした対応をしていくことが大切だと思いました」といった声が寄せられました。

中には「背筋が伸びました」というコメントもあり、「背筋が凍った」のではなく、「伸びた」のだなあ・・・と、改めてアレルギー対応や衛生管理は「安心安全な居場所を守る」という守りの面だけでなく、「子どもたち、みんなの笑顔をつくる」という前向きな姿勢として大事なんだなあと感じました。

参加者は18人でした。とても良い内容だっただけに、もっと多くの方に参加していただきたかった・・・と、集客に課題が残った連続学習会のスタートとなりました。

第2回は再来週、25日、立石のエコライフプラザです。

皆さまのご参加をお待ちしております。

 

【連続学習会参加申込みフォーム】

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd5MPBaoBKhSPJywcbGjGBc2G9KLFVLRI09-dNWY7wPRnshwA/viewform?c=0&w=1

【みんかふぇ 申込み先】

mincafe.kameari@gmail.com

070-2156-9179