レインボーリボンメールマガジン第42号「「初心者マーク」、はがす覚悟です!」
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■■ レインボーリボン メールマガジン 第42号
■■ 「初心者マーク」、はがす覚悟です!
2017/9/30
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国の内外で大激動の9月末日・・・。
いまの社会情勢の激動ぶりに比べたら、さざ波程度の規模ですが、レインボーリボンも実は大きな変化の時を迎えようとしています。
昨年の4月から「パルこども食堂」を、11月から「あおとこども食堂」をそれぞれ月に1回ずつ開催してきましたが、新たに3つめのこども食堂を立ち上げることにしました。
その名も「よみかき宿題こどもカフェ@なぎ」です。
「なぎ」とは、NPO法人SIENが運営している「地域活動支援センターなぎ」です。
ふだんは精神障がいのある方々のために相談を受けたり、居場所を提供しているスペースですが、土曜日は空いているということで、私たちレインボーリボンがまずは月に1回、第1土曜日に使わせていただくことになりました。
12月2日のオープンを目指します。
今年度中、3月までは月に1回、午後3時から30分くらい「ゆったりタイム」、3時半から5時まで「読み書き宿題」のお手伝い、5時から食事をみんなで食べて、再び「ゆったりタイム」、7時にはおうちまで送っていこうというプログラムです。
来年度4月以降はどうするかというと、運命の分かれ道が10月初旬にはやってくるのですが、公益財団法人東京都福祉保健財団の「東京子育て応援事業」の助成金を受けられることになれば、週1回、毎週土曜日開催を目指します。
助成金が受けられなければ、月1回のまま継続しようと考えています。その助成金申請の結果がわかるのが、10月初旬です。
この助成金申請の書類作成がたいへんでした!
なぜ助成金が欲しいのか、助成金がもらえれば社会全体にどんな良い影響を与えることができるのか、寝ても覚めても考え続け、頭からアイディアを絞り出す作業でした。
絞り出した結果、300万円の事業計画を立て、200万円の助成金を申請しました。
レインボーリボンの昨年度1年間の事業費が150万円ちょっとです。その倍の規模の事業計画を立てたわけですから、我ながらたいした度胸というか、無謀というか・・・今でも心臓がドキドキしています。
助成金が認められるかどうか分かりませんが、こんな挑戦をしようと決意したのは、ひとつはレインボーリボンのこども食堂に「1食オーナー」として寄付してくださる方が、「後を絶たない」と言っては失礼な言い方ですが、昨年に続いて今年も寄付してくださる方、新たにお金を振り込んでくださる方が本当に「後を絶たない」からです。
去年、「子どもの1食分の食材費300円の1年分、3600円を寄付してください」と呼びかけ始めた「1食オーナー」。
子ども食堂のブームが去ればいなくなってしまうのではないか、2年目は激減するのではないかと心配していたのですが、今年に入っても寄付は集まり続けています。
「レインボーリボンのこども食堂通信No.3」で報告しましたが、最近の約半年で運営費の赤字累計は約10万円。それに対して、いただいた寄付金は約20万円です。
http://rainbow-ribbon-net.org/kodomosyokudou/kodomosyokudou-ayumi/
これはもう、事業を2倍に拡大しなさいという、皆さんからのエールでしょう。
助成金申請を決意したもう一つの理由は、この助成金説明会の案内が3年以上活動実績のある法人宛てに、ということで送られてきたのです。
レインボーリボンは法人化後4年目になります。
PTA活動を基盤に、無理せずゆる~く、できることをできる人ができる時だけやりましょうというスタンスで始めた活動ですが、NPO法人登記してからはだんだん忙しくなり、代表の私は今や「分刻み」とは言いませんが、時間単位で動き回っています。
年齢的に体力の限界もあって「こんなはずじゃなかった」とボヤキながらも、「PTAを誇り高いボランティア活動に」「いじめ防止」「こども食堂」という活動の3本柱が社会に必要とされている実感を得ています。
特に「こども食堂」は応援してくださる人が多いというだけでなく、私たちがミッションとして掲げた「多文化共生の子育ち・子育て環境」という理念が、毎回その場所で、目の前に具体的に現れるという、奇跡のような事業です。
初対面の相手とは絶対に目を合わせなかった女の子が、やがて、見学に来た大人に「お茶どうぞ」と積極的に気を配るようになったり、
SNSの世界で真っ黒な背景に白抜きの字で「死にたい」と書き込んでいた中学生が、幼稚園児にトランプゲームを教えてあげて、わざと負けてあげたり、
夫の暴力から逃れ、やっとの思いで日々の生活を送っているお母さんが、子育ての悩みをボランティアの我々に打ち明けることができたり、
そんな「いのちの居場所」です。
「こども食堂」は一時のブームではなく、社会の奥深くから静かに何かを変えているようです。
今月初めの「一緒に『こども食堂』やってみませんか!」講座は定員の倍以上の応募があり、「できるところから自分も始めたい」という熱気が、まだまだ続いていることがわかりました。
さざ波程度の影響力ではありますが、レインボーリボンはそろそろ「初心者マーク」をはがして、多文化共生の社会を本気でつくっていく覚悟を示していこうと思います。
(代表 緒方美穂子)
▼精神疾患って何?(葛飾区教育委員会生涯学習援助制度対象学習会)
地域で支援をしているNPOスタッフ、地域で暮らす当事者のお話を聞きます。
11月6日(月)午後7時~9時 葛飾区青戸 地域活動支援センターなぎ 無料
講師:石川誓子さん(NPO法人SIEN理事長、相談支援専門員、社会福祉士、精神保健福祉士)
参加ご希望の方はレインボーリボンにお申し込みください。
▼NPO法人ハーフタイムが寄付型クラウドファンディング「生きづらさを抱えた子どもたちに家でも学校でもない第三の居場所を」を始めました。
https://camp-fire.jp/projects/view/46016
▼子どもの性被害相談アプリ「ne-ne(ねーね)」(NPO法人ライトハウス)
このアプリからマンガ「Blue Heartブルー・ハート」の電子版を読むこともできます。
女の子も男の子も、匿名での相談も可能。
相談アプリne-ne:https://s.lhj.jp
▼レインボーリボンでは子どもに提供する1食分の食材費300円を1口として、年間12口3600円の寄付(こども食堂の1食オーナー)を募っています。
口座名義:特定非営利活動法人レインボーリボン
●郵便振替口座:00170-7-449974
●りそな銀行 青戸支店(店番号470)普通預金1520535
ご寄付くださった方はお名前、連絡先を下記レインボーリボン宛てにお知らせください。
「レインボーリボンのこども食堂通信」へのご芳名記載の諾否もお知らせいただけますと幸いです。
▼レインボーリボンのホームページ
http://rainbow-ribbon-net.org
このメールマガジンは、代表の緒方はじめ、スタッフと名刺交換させていただいた方、
弊団体のイベント・講座にご参加いただいた方にお送りしています。
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