レインボーリボンメールマガジン第6号「「子どもの性の商品化」講座で考えました」

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■■　　レインボーリボン　メールマガジン　第6号
■■　　　「子どもの性の商品化」講座で考えました　　2014/09/30
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こんにちは(^^)代表の緒方です。

スポーツにも勉強にも気持ちの良い季節になりました。子どもたちも学校行事や試験勉強で大忙しですね。

私も9月、10月はほぼ毎週末、講座、研修、会合で、家族を放りっぱなしにして外出しています(^_^;)。

9月には４つの講座を受講しましたが、中でも今後のレインボーリボンの活動に大きな影響を及ぼす予感がしているのは、ＮＰＯ法人人身取引被害者サポートセンター「ライトハウス」　http://lhj.jp/　主催の「子どもの性の商品化を止められるか」という講座でした。（この講座の様子は10月5日のNHK「おはよう日本」午前7時～7時45分で放送されるそうです。）

2日間にわたって「子どもの性被害」について、8組の講師陣による90分一コマの講義を延べ12時間、緊張して聞きました。肩がこる・・・という状態は通り越して、数日間、両肩がパンパンに腫れあがり、１センチほど盛り上がっていました(-_-;)。

前号のメルマガで

子どもを取り巻く暴力について知ったら、そこからどう対処したら良いのか、暴力を防ぐにはどうしたら良いのか、次号で考えてみたい・・・と書いたのですが、この講座を受講してまず思ったのは、子どもに「大好き」「愛している」「あなたが居てくれなくては困る」「あなたに代わる存在はない」「とにかく大切」と伝えなくては・・・ということでした。

性産業に絡めとられる少女たちに直接アプローチしている講師が2組いました。1組はＮＰＯ法人「ＢＯＮＤ（ボンド）プロジェクト」　http://bondproject.jp/　の橘ジュンさんとkenさん。もう1人は「女子高校生サポートセンターColabo(コラボ)」http://www.colabo-official.net/ の仁藤夢乃さん。

少女が人身取引の鎖に繋がれていく現代の仕組みは、昔のように親の借金のかたに身売りされるというものではないのです。学校の成績にしか関心のない親、暴力をふるう親、子どもに暴言を吐く（例えば「死ね」と言う）親、食事を一緒にしたことがない家庭・・・、家に居場所がない少女たちがプチ家出してきた街には、同じ寂しさを知っている「スカウト」と呼ばれる若い男たちがいて、援助交際や風俗店という「今夜泊まれる場所」、「職業」を彼女たちに与え、やがて組織的な売春産業へと引き込んでいく・・・ということです。

一方、やはり根底に「貧困」がある売春はより悲惨です。ジャーナリストの鈴木大介さんによる講義では、地方都市の貧困層で、子ども集団の中で中学生が小学生に下着売りや援助交際をさせる、あるいは祖母、母、娘と3世代で売春を生業とするなど、衝撃的な事例が紹介されました。

鈴木さんは少女たちを救うため、小学生の頃から強制や束縛のない「居場所」があれば援助交際するような子は半減するのではないか、あるいは、性産業に絡めとられてしまいそうな子の場合、中学を卒業したらちゃんと仕事に就けるような自立支援が必要だということを提言していました。

講座の報告をもっともっと書きたいところですが、メルマガの紙幅では伝えきれません。どの講師のお話も非常に重要なテーマでした。次号以降でも紹介していきたいと思います。

最後に、レインボーリボン主催「いじめ防止プログラム指導者養成講座」のお知らせです。

ＰＴＡや地域で子どもたちのために活動している皆さん、小中学生の自殺という痛ましい事件を繰り返さないために、自己肯定感を育み、他者とのコミュニケーション手段を学ぶ「暴力防止教育」を一緒に担いませんか？

来年1月から3月にかけて、水曜、金曜の夜間を中心に連続15回の講座を開催します。講師はＮＰＯ法人「湘南ＤＶサポートセンター」 http://kodomo-support.org/ の瀧田信之先生です。

詳しくは次号で！

（代表　緒方美穂子）

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※本メールは、NPO法人レインボーリボン代表緒方美穂子はじめ、
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