レインボーリボンメールマガジン第28号「こども食堂は何のためにあるのかな?」

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■■  レインボーリボン メールマガジン 第28号
■■   こども食堂は何のためにあるのかな?

2016/7/31
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こんにちは(^^)代表の緒方です。

昨日は「パルこども食堂」第4回を開催しました。

4月から月に1回、月末土曜日に葛飾区のウィメンズパル調理室でやっています。

(次回8月は第2土曜日開催です。)

たった4回の開催ですが、1回1回がドラマで、心が震える経験をさせてもらっています。

4月の第1回はまず、開催できたこと、そのものに大感激でした。

この3年ほどで全国に300カ所以上開設されたという「こども食堂」ですが、初回は子どもがゼロで、視察の議員ばかりだったというケースも聞きました。

私たちの「パルこども食堂」は、子どもの居場所作りにすでに実績のある「ハーフタイム」という団体の無料学習塾で勉強している中学生と、ボランティアで勉強を教えている大学生を対象としているため、ターゲットど真ん中の子どもたちが集まってくれて、その上、ひとり親家庭のお母さんも参加してくれて、初回から大成功だったのです。

5月の2回目を開催する頃には野菜やお菓子を寄付してくださる方、郵便振替で寄付金を送ってくださる方、調理ボランティアをしたいとお電話くださる方・・・信じられないほどの善意の嵐に圧倒されていました。

6月の第3回はかつしか区民大学講座「子ども食堂をつくろう」と日程が重なり、朝から晩までドタバタの1日となりましたが、そんな大人の都合を超えた次元で、中学生の進化に驚かされたのでした。

いつも食後に簡単なコミュニケーション・ゲームをしますが、この日はみんなの前に出てスピーチをするという少し難しいゲームだったので、プレーヤーの役は大学生にお願いしようと思っていたのです。が、景品のメロンをかけて一番最初に「はいっ!」と手を挙げたのは、なんと中学生でした。

しかも、スピーチの内容は、政治家の不正に対する怒り。

「おお~!」と、みんなに感心され、みごと景品ゲット。すると、もう1つ残ったメロン獲得を賭けて手を挙げたのは、またしても中学生でした!

スピーチの内容は、最近ハッピーだったこと。それは偶然起こった出来事ではなく、自ら積極的に動いた結果のハッピーでした。

1回目では中学生に「美味しかった?」「次は何を食べたい?」と発言を促して、ポツリポツリと答えてくれたことに感激していたのですが、たった3回の出会いでこうも変わるものなのか・・・本当にびっくりしました。

ところが昨日の4回目、さらにびっくりする出来事が・・・。

前回、政治家の不正への怒りをスピーチした中学生が中心になって、中学生2人、大学生2人でパフォーマンスをしたいというのです。

パフォーマンスはもちろん、拍手喝采を浴びました。が、その前後の彼らの表情・・・

「どうする、どうする?」「あっちから入ってきて、こうしたら・・・」

焦っていて、一生懸命で、楽しそうで、見ている大人たちはまさに「目を細め」ていました。

「子どもってこんなに変わるんだね~」

「こども食堂って本当に楽しい!嬉しい!」

後片付けが終わって、中学生を自宅まで送り届けた「送りボランティア」が戻ってきたところでスタッフが一言ずつ感想を言う「反省会」、私たちの心はホカホカです。

月に1回のこども食堂で「子どもの貧困」という社会問題が解決されるはずがありません。

私たちはただ、地域の子どもたちと出会って、その子が安心できる居場所を作り、その子の成長を見て喜んでいるだけです。

でも、こんな居場所がどんどん増えて、子どもが自己表現したり、自己尊重感がアップしたり、それを見ている大人が子どもの成長欲求を阻害する「格差社会」を正そうと決意すれば・・・きっと世の中は変わるでしょう。

7月は、岩手県矢巾町でいじめによって自殺した中学2年生の村松亮くんの一周忌でもありました。

いじめ、暴力によって、自分が世界でたった一つの大切な命なのだということも信じられなくなってしまう子どもは後を絶ちません。

子どもが楽しく、幸せに生きていけますように。

8月は「いじめ防止指導者養成講座」を開講します。

秋に向けて、こども食堂をさらにもう1つオープンさせようという計画も進めます。

(代表 緒方美穂子)

▼「いじめ防止プログラム指導者養成講座」

8月5、6、7日の3日間 10:00~16:30 葛飾区男女平等推進センター

講師:湘南DVサポートセンター代表理事 瀧田信之先生

1日のみ参加、2日間参加も可能です。当日までに下記レインボーリボンのメールアドレス宛てにお問い合わせください。

▼毎月300円(年3600円)でこども食堂の1食オーナーになりませんか?

子どもに提供する1食分の食材費300円を1口として、寄付を募っています。

口座名義:特定非営利活動法人レインボーリボン ●郵便振替口座:00170-7-449974 ●りそな銀行 青戸支店(店番号470)普通預金1520535

ご寄付くださった方はお名前、連絡先を下記レインボーリボン宛てにお知らせください。

▼オンライン署名サイトChange.orgで『全国の小中学校PTAの皆さんへ いじめ防止対策推進法第15条2項を実行しましょう。いじめのない学校をつくろう!』署名運動を行っています。

https://www.change.org/ja

にアクセスし、右上「検索」ボタンから半角英字「PTA」で検索してください。ご賛同、拡散をよろしくお願いいたします。

▼人身取引の被害者支援団体NPO法人ライトハウスの相談アプリ「ne-ne(ねーね)」が公開されました。このアプリからマンガ「Blue Heartブルー・ハート」の電子版を読むこともできます。マンガを読んで、「自分もこういうことを経験したけど、誰にも言えずにいる。相談していいことなのかもわからない」という人がいたら、女の子も男の子も、ライトハウスに相談してください。 匿名での相談も可能です。身近にいる子どもや若者たちにこのアプリをご紹介ください。

相談アプリne-ne:https://s.lhj.jp

▼レインボーリボンのホームページ
http://rainbow-ribbon-net.org

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このメールマガジンは、NPO法人レインボーリボン代表・緒方美穂子はじめ、スタッフと名刺交換させていただいた方、弊団体のイベント・講座にご参加いただいた方にお送りしています。

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