レインボーリボンメールマガジン 第73号 アフターコロナの青い空を

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■■  レインボーリボン メールマガジン 第73号
■■   アフターコロナの青い空を  2020/4/30
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毎月月末、レインボーリボンの活動報告と代表・緒方の思いをお届けするメールマガジンです。

4月は第3週まで「かつしか子ども食堂・居場所づくりネットワーク」として「春休み緊急お弁当プロジェクト」を延長し、第4週からはNPO法人レインボーリボンとしての「コロナに負けない緊急お弁当プロジェクト」に切り替え、継続実施しています。

ネットワークのプロジェクトは15家庭43人を対象に、3月5日から4月17日までの平日31日間、延べ658食のお弁当を届けました。
食費、配送費など32万3050円の支出に対して、赤い羽根「臨時休校中の子どもと家族を支えよう 緊急支援活動助成」から9万円、「真如苑 こども食堂等活動支援助成」から10万円、併せて19万円の助成金、ネットワークの郵便振替口座へのご寄付16万円、合計35万円の収入がありました。

最初は資金も人手も心もとない中で走り出したプロジェクトでしたが、その立ち上がりの速さは、突然の休校措置が引き起こしたショック状態を和らげる効果があったと思います。

経済的にもそうですが、時間的も精神的にもギリギリの状態で暮らしているシングルマザーにとって、安倍首相が2月末に突然打ち出した「一斉休校」は、子どもが学校に通っていることで辛うじて成り立っている日常生活を突き崩されるくらいの衝撃だったのです。
あるお母さんは「誰にも会いたくない」と言って、お弁当を受け取ることも躊躇していました。「そこを何とか、受け取ってください」と説得するところから始まったプロジェクトでした。
4月17日でいったんプロジェクトを終了しますとお知らせした時、そのお母さんから「感謝してもしきれないくらい、いろいろなことをしていただき、本当にありがとうございました」とメッセージをもらいました。
私たちが届けていたのは「お弁当」だけじゃなかったんだなと思い、感無量でした。

3月は突発的な緊迫感がありましたが、4月に入ってからは事態が長引くことへの緊張感が増してきました。
学校給食のない2ヶ月、いや3ヶ月になるかもしれない。
最も心配なのはネグレクト家庭の子どもです。せめて1日1食は栄養のある食事を摂ってほしい。

東京など7都府県に緊急事態宣言が出された日の前日4月6日、➀休校期間中の給食の検討や、代替食(弁当など)の配布、②子どもたちの「安全」確保(虐待防止)の2点を葛飾区長に要望しました。
区長面談の場を作ってくれた区議さんの計らいで、4月22日には子ども応援課長、学務課長との面談もかないました。
さらに27日には子ども応援課長の仲介で、生活保護を所管する生活課長ともお話できました。

全国的に「休校中の子育て家庭を支援しよう」という気運も盛り上がってきて、埼玉県吉川市ではひとり親家庭に市内の飲食店から買い付けた弁当を提供する取り組みが始まりました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200417/k10012393061000.html

しかし葛飾区では行政としての動きは遅く、今は我々民間団体の取り組みを補助金で支援するという段階です。
民間の取り組みでは対象範囲が狭すぎて、どこか他でもお腹を空かしている子どもがいるんだろうな・・・という焦燥感が拭えません。それでも今できることをやるしかないのですが。

17日でネットワークのプロジェクトを終了したのは、ボランティアの負担や感染リスクに加え、資金調達ももう限界という判断があったのですが、しかし、レインボーリボンには、ありがたいことに3月発行の「こども食堂通信」に同封した郵便振替用紙が、寄付金の入金通知として連日のように返ってきています。ホームページの寄付受付窓口では「自分にできることを探してここに辿り着きました」というメッセージと共に入金してくれる方もいます。
4月に入ってからのご寄付は30件、27万4400円。
おカネだけではありません。入手困難なマスクを2度に渡ってレインボーリボンに送ってくれた方も、子ども向けのかわいいマスクカバーを手作りしてくださった方もいらっしゃいました。
これはやはり、プロジェクトを継続するしかないです。

玄関先でお弁当を渡すことも大切なコミュニケーションだったのですが、それさえも感染リスクとなってしまうことから、先週からは直接お店に取りに行ってもらう「配送なし」のお弁当プロジェクトに切り替えました。

地域の飲食店もテイクアウト、お弁当に力を入れて必死で頑張っています。
今回のプロジェクトでは葛飾区内の3つのお店が、栄養たっぶりの600円相当の(あるいはそれ以上の)お弁当を500円で提供するというご協力に快く応じてくださいました。
レインボーリボンの役割は、ご寄付くださった皆さんの思いを「お弁当券」にして、各家庭のポストに配ることです。

ひとり親家庭の中でも保護者に疾病があったり、コロナ危機によって突然収入が途絶えてしまったり、子どもに障がいがあるおうち等、12家庭26人を対象に、とりあえず5月10日までのお弁当券を配りました。1家庭につき、18歳未満の子どもの数プラス1を割り当てています。
学校給食が再開されない間は延長していくつもりです。

1日に1個のお弁当が子どもたちの困難を解決するわけではないけれど、みんなが困難な時代に「自分にできること」を探して1つでも2つでも行動している大人がいるということ自体、子どもたちの未来を明るくするものだと信じます。

今は医療や介護、保育の最前線で頑張ってくださっている方々への感謝と敬意を胸に、ワクチン、治療薬の開発に期待して、「アフターコロナの青い空」を仰ぎ見る日を想像しましょう。

9月新学期新入学への転換が現実味を帯びてきました。
小中学生に1人1台のパソコン端末、通信環境のない家庭にはモバイルルーター貸与という文科省の方針も前倒しで、今年度中に実現しそうです。
今回のコロナ危機で、家庭で自主的に学べる教材コンテンツもたくさん紹介されるようになりました。
数年後には学校での一斉授業だけが教育のツールではないという時代になっているかもしれません。
そうなれば、「不登校」という概念さえなくなるかもしれません。
集団行動やコミュニケーションが苦手な子どもも、自分の得意分野で成功体験を積み上げられる世の中になるかもしれません。
多様な学びの機会が保障されれば、狭い世界での競争から解放された子どもたちが想像力や表現力をどんどん伸ばして、身のまわりの問題や世界の問題に関心を持ち、平和で持続可能な社会を作る担い手に成長していくでしょう。

お弁当1つから世界の平和へ!
ちょっと飛躍しすぎましたでしょうか・・・。
(代表・緒方美穂子)

コープみらい様より表彰状を郵送いただきました。
3月に予定されていた表彰式は残念ながら中止となりました。
しかし名誉な賞をいただき、感謝に堪えません。

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