レインボーリボン メールマガジン 第76号  とにかく出来ることから始めます

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■■  レインボーリボン メールマガジン 第76号
■■   とにかく出来ることから始めます
  2020/7/31
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毎月月末、レインボーリボンの活動報告と代表・緒方の思いをお届けするメールマガジンです。

先月末は「くよくよ考えているのはたぶん6月で終わり。早く動き出さなければ」と勇ましい言葉で締めくくったのですが、実は7月もくよくよ考えてばかりでした。

3月から5月までの緊急事態、ステイホームの間、子どもたち、親たちはどんな状況だったのか、6月の分散登校開始以後、どんな影響が表れてきているのか、これからコロナはどうなるのか、状況の分析、将来の見通しを立てることが思った以上に困難です。

3月から5月まで、子どもたち、子育て家庭では何が起きていたのか、メディアやSNSで見聞きする情報や、地域で実施したアンケート調査などから私なりに整理してみると、第1は「親子のストレス」が最も大きな問題だったのではないかと思います。
外出できない閉塞感、泣く・怒るなどの子どものストレス症状が親のストレスをさらに増加させ、今後の親子関係の悪化、虐待に発展する心配さえあります。
コロナのストレスと関係があるのかどうかは分かりませんが、7月後半、小さな子どもの放置事件が相次いで報じられました。
また、周囲の地域住民のストレスが子ども、子育て家庭への攻撃に向かう心配もあります。分散登校が始まった6月初頭、通学路で子どもが粗暴犯に追いかけられるという事件が身近でありました。

第2に、ひとり親家庭、親または子に障がいがある等、もともと社会的なリスクを抱えがちな家庭に大きな負担がかかり、それをフォローする行政サービスや民間団体の支援が圧倒的に不足していたということです。
私たちも「緊急お弁当プロジェクト」で精一杯の支援に取り組みましたが、緊急事態宣言下での困窮家庭の数の増加にはとても追いつけるものではありませんでした。
3月から毎月ひとり親1000世帯前後にお米や肉野菜などの食品支援をしている「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」の赤石千衣子さんによると、3月のアンケート調査では「収入減」43%、「収入無しに」5%だったのですが4月には収入減48.6%、収入無7%、5月には収入減59%、収入無11%と増加していったそうです。
食品支援を受ける人のコメントを読むと泣けてきます。
「お金がないです。つらい。食パンの耳詰め合わせが50円。久しぶりのお米が食べられる」
「1日1食か食べない日をつくり、風呂や水道も使わないようにしている」
「自分のごはんは2日に1度にしている」
こんな困窮状態があったのに、多くの自治体で学校給食の代替措置をなぜ講じてくれなかったのか、今でも納得できません。

3月から5月までに起きていたこと、第3に、格差の拡大です。
親の経済力や養育能力が十分に高い家庭では、ステイホームの期間は父親も含め親子がゆっくりと向き合える貴重な機会になったという声もあります。
一方、経済的弱者や、障がいのある人、メンタルヘルスに課題を抱える家庭ではストレスが大きく、親子関係が悪化する危険性が高かったのですが、前述のように公的支援が圧倒的に不足していたために、悪化を食い止める手立てがなかったのです。
オンライン授業が象徴的です。
私立の学校を中心にオンライン授業が広がり、教室で一斉、対面で行う授業だけではない、学びの新しい形としてメリットが注目されています。
一方、公教育では「自宅で授業を受けるための通信設備や端末がない児童生徒もいる」「ITに慣れていない教師もいる」といった理由でほとんど実施されませんでした。公平を保つという名目でオンライン授業に取り組まなかった結果、私立の学校に通う子どもとの間に大きな格差が生まれたことは否めません。

このように見えてきた問題に対して、6月から7月にかけて十分に検討し、課題解決のための準備に取り組めてきたかというと、まったく自信がないです。
ただ、もう第2波が来ているという人もいます。
そして、レインボーリボンとしては6月に申請した助成金の採択結果をいただきました。

みずほフィナンシャルグループを中心とした公益財団法人パブリックリソース財団より、「J-COIN基金」第1期公募支援団体に採択していただき、レインボーリボンの「はらぺこレスキュープロジェクト」に200万円の助成金がつきます。

また、一般財団法人日本善意財団の方が、私の5月のオンライン集会でのプレゼンテーションを高く評価してくださり、継続的なご支援のお申し出をいただきました。

いよいよ言い訳できない時期になりました。
「親子のストレス」、「社会的弱者へのシワ寄せ」、「格差の拡大」という大きな問題に立ち向かうには、まだまだ資金も人も知恵も足りていませんが、「足りないからできない」では私が批判している行政の不作為とまったく同じことになってしまいますから、とにかく出来ることから始めます。

(代表・緒方美穂子)

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