レインボーリボン メールマガジン 第106号 PTAイノベーションのビッグウエーブを

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■■  レインボーリボン メールマガジン 第106号
■■   PTAイノベーションのビッグウエーブを
  2023/1/31
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毎月末、NPO法人レインボーリボンの活動報告と、代表、緒方の思いをお伝えするメールマガジンです。

兎年が幕を開けた1月。
レインボーリボンも今までにない飛躍を目指して、覚悟を固める月となりました。

11月にキックオフ・イベントがあった企業研修ALIVE(アライブ)がいよいよ本格的に始まりました。
企業研修の一環として様々な社会課題の解決法を模索するというALIVE。
http://www.alive0309.org/
今期のテーマの一つとして、レインボーリボンの「PTAイノベーション」を選んでくださいました。
名だたる大企業から派遣された21人の次世代リーダーたちが5チームに分かれて、レインボーリボンが掲げた「PTAという『器』を使って新しいことが始まっている学校を3年後、100校にするには?!」というテーマに取り組んでくださっています。

レインボーリボンの原点は10数年前、「多文化共生のPTAをつくろう」という仲間の思いでした。
外国人のお母さんたちをサポートしてあげようという「おせっかい活動」から始まり、「勝手に解説!PTA活動」、「多言語自己紹介カード」、「新入生保護者会ファシリテーション」…と活動はどんどん広がり、障がいのある人や様々な背景をもつ仲間と活動するPTAが楽しくて楽しくて仕方なくなってしまい、自分たちの身に起きたこの素敵な変化の波を全国に広めたい!と、大志を抱いたのでした。
なのに、法人化して8年も経ちながら、PTAイノベーションの波は、さざ波にさえなっていません。

法人化直後の最初の挫折が大きかったと思います。
私たち仲間が出会った(子どもたちが卒業した)小学校のPTA総会で「NPO法人化しました。この学校のPTAイノベーションのお手伝いをさせてください。その実録を書籍にして、全国にPTAイノベーションの波を広げましょう」と呼びかけたのですが、強硬な反対者が2人発言したため、叶わなかったのです。
「外部からの介入反対!私たち本部役員が一生懸命やろうとしているのに、緒方さんがひっかきまわしている!」
「私たちの小学校の名前を出して書籍出版なんて、とんでもない!レインボーリボンの営業に利用しようとしている!」
というのが反対の理由でした。

まずは出身校でPTAイノベーションを成功させて、その実績をもって…という目論見は見事に外れてしまいました。
その後、他校や他自治体のPTA研修の講師として、細々と活動を続けてきました。
しかし、手前みそですが、レインボーリボンの研修は受講者からとても高く評価していただいていて、何年も連続して講師依頼してくれるところも少なくありません。

と言っても、受講者が研修の場で起案した「イノベーション案」を母校に持ち帰って実践するには、また一段、ハードルがあります。
そもそもPTAで活動する期間は、「どっぷりハマってしまった人」を除けば、だいたい1年か2年です。
研修でモチベーションが上がったとしても、そこからイノベーションの仕掛け人、リーダーとなるためには、やはりもう一段、ハードルがあると思います。

研修だけではイノベーションの波は起きないと思います。
何か大きな仕掛け、仕組みの大転換、まさにレインボーリボン自身のイノベーションが必要だと思っています。

その変革の方向は「全国規模の大きな組織になる」ということではありません。
私たちは地域密着型の小さな団体として、目の前にいる子どもたち、親たちのために活動します。
その活動の中で見えてきた子どもたちの困難、親たちの孤立を社会課題として世の中に提示し、解決のために、行政も専門機関も一緒に考え、行動してくれることを願っています。

全国に小学校約1万9千校、中学校約1万校、そのほとんどにPTAは存在します。
PTAこそ、子どもたちに最も近い活動団体です。
100校の親たちがPTAという「器」を使って子どもの幸せのために生き生きと活動している3年後の姿を想像してみてください。100校の波は、きっと10年後には1万校に波及するビッグウエーブになっているに違いありません。
そんな夢を描いて、いまワクワクしています。
レインボーリボン誕生の頃の高揚感を思い出しています。
(代表・緒方美穂子)

▼RMJ(Relaxing Place for All Moms in Japan)・NPO法人レインボーリボン合同研修会
「多文化共生の子育ち・子育て環境をつくろう――トラブルを避けるために知っておきたいこと」
葛飾区青戸を拠点として外国人のママを支援しているRMJ(Relaxing Place for All Moms in Japan)と、同じく葛飾区青戸を拠点に子ども食堂やいじめ防止教室、PTAのイノベーションに取り組んでいるNPO法人レインボーリボンの共同企画です♪
海外から日本に移住して来た家族や、外国ルーツの親をもつ子どもたちと楽しく、助け合い、共に成長できる環境をつくるため、基本的な知識を身につける研修会を企画しました。外国人支援や子ども支援、多文化共生のまちづくりに関心のある方、どなたでもご参加いただけます。
日時:2023年2月26日(日)午後1時~2時半
    研修会終了後、残れる方はゆっくりお話しましょう♪
場所:青戸地区センター3階「御殿山」
     広い和室です。子連れ参加OK☀ 音の出ないおもちゃ、絵本等お持ちください。
講師:NPO法人青少年自立援助センター 定住外国人支援事業部 minc 田中志穂さん
参加費:無料(飲み物等はご持参ください。)
申し込み:下記URL・Googleフォームからお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/1XoZTbfG33GLSIrFFu2gF4r_fK7bEdr4COFHE8Rtp_0k

▼子どもの権利に関する連続講座(「かつしか子育てネットワーク」「かつしか子ども若者応援ネットワーク」「かつしか子ども食堂・居場所づくりネットワーク」の3つのネットワークが協力して「子どもの権利条約」を葛飾区に根付かせるために取り組んでいます。)
詳しくは↓
https://katsushika-kodomoshokudou.net/2022/12/30/3net-kouza/
◆わがまち楽習会 第3回「子どもの権利について話そう」2月19日(日)14時~16時 立石地区センター別館
受付フォーム:https://forms.gle/uPRVAwjqhhVEL29Y6

◆3つのネットワーク企画 映画「ゆめパのじかん」上映会 3月21日(火・祝)10:30~ 映画90分 参加費:1000円(中学生以下無料) 青戸地区センター
受付フォーム:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdAqgz7UY-UC_VNFkbcXTbNyoc4nzP7SRKCfTJYxoqJMTv6HQ/viewform

◆わがまち楽習会 第4回「『子どもの権利条例』と子ども夢パーク」 3月21日(火・祝) 13時30分~15時30分 青戸地区センター 講師:山田雅太さん(子どもの権利フォーラム 顧問) 受付開始は2月17日午前10時から

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http://rainbow-ribbon-net.org/category/mailmagazine/

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